ギリシャ‐トルコ関係、緊張高まる

最近のギリシャ国内の話題といえば、新型コロナウイルス問題、それにまつわる経済問題、そして対トルコ問題だ。そのうち特に3番目の対トルコ問題は緊張の度合いが高まっている。

ギリシャとトルコは歴史的に関係が悪いが、1974年のギリシャの民政復帰以降でみると、軍事衝突一歩手前の一触即発状態になったことが1976年、1987年1996年と、過去3回あった。いずれもエーゲ海でそれぞれが自国の大陸棚だと主張する海域の主権が絡む騒動である。

今回はそれ等に次ぐ4回目の危機的状況で、過去の3回と比較して最も長期におよび、海域もエーゲ海のみならず東地中海広域であり、2国間だけではなく利害関係のある周辺諸国も含まれる大規模なものだ。

トルコが、ギリシャ・キプロスも主権を主張している東地中海の海域でガス田開発のためのガス探査を行っているのに対し、ギリシャはフランスなどとともに8月26、27,28日に周辺で軍事演習を実施。8月27日、トルコ海軍は9月1日、2日に東地中海で実弾を用いた砲撃訓練を行うと発表。8月28日EUは外相会合でトルコへの制裁の準備を行うことで一致した。

(ギリシャ側からみると)トルコは国内経済状況が悪化して自国通貨下落が続く中、不満をもつ国民の目を外に向けるために行われるこれら挑発行動が収まる気配は今のところ見られない。両国の間には緊張が高まっていて、偶発的な衝突により重大事に至ることも懸念される。

(ニュースソース:現地報道)

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